グリーンブック
グリーンブックを観てきました!
(まず最初に別の映画の予告編が何本か流れるのですがそこで2、3回泣きました。最近涙腺がゆるい。)
ネタバレあり&あらすじはとくに書かないのでよろしくお願いします。感想だけです。早く寝たいんだけどどうしても感想書きたくなっちゃう映画なのです。
このドンさんのファッション好き。黄色くて。
この映画の公式ツイッター面白いw
SI 俺達はいつでも2人で1つだった 地元じゃ負け知らず そうだろ
— 映画『グリーンブック』公式 (@greenbook_jp) March 16, 2019
SI 俺達は昔から この街に憧れて 信じて生きてきた
なぜだろう 思いだした 景色は
旅立つ日の綺麗な空 抱きしめて#グリーンブック#青春アミーゴ pic.twitter.com/VEe4B1Xh9M
なっつかしい…修二と彰。このツイート書いてる人が同年代な気がしてならない。
映画の中でふたりが(っていうかドンさんが)笑顔を見せていく過程がすんんんんごく尊いので、映画で見てほしい!その過程を!
ドンさーん!
トニー!
(こっちの人のほうが名前がドンっぽいので若干名前が覚えづらい)
To #グリーンブック
— 映画『グリーンブック』公式 (@greenbook_jp) March 8, 2019
From #萬田久子 さん
グリーンブックへLove Letter💌が到着しました🖋#最強のおじさん#トニーとドン pic.twitter.com/fM049m8yxZ
萬田さんは何か別の映画を観たのでは…!?
--感想--
- 差別や偏見が大きなテーマだと思ったので身構えて観に行ったら、意外に笑えるシーンが多かったです!
- 『郷に入れば郷に従え』という言葉がありますが、この映画を観た後だと思考停止で愚かで恐ろしい言葉にに思えてくる。ドンがレストランで食事をすることを拒否するおじさんが「この土地のしきたりだから」と言うのです。「当然でしょ?」と言わんばかりに。怖いよ〜。人から聞いた話や人が決めたことを自分で咀嚼せずそのまままる飲みにする人怖いよ〜〜。近づきたくねえ〜。
- 黒人差別があること(レストランや服屋に入店拒否されることがあることなど)知ってはいたけど、感情移入して見ているキャラクター(ドン)が実際にそういう扱いを受けてるのを目の当たりにするとさらにつらい。しかもバーに入っただけで袋叩きにされるとか偉ぶりたい警官に難癖つけられるとかトイレ使わせてもらえないとかコンサートに呼んでおいて待遇がひどいとか、知ってたこと以上にひどかった。警官にガッカリする映画…
- 黒人同士にも色々ある。白人同士にも色々ある。警官の中にも、差別を率先して行う人もいれば、普通に接する人もいる。その間で板挟みになってる人もいる。っていう風に、一方的で単純な描き方をしていなくて良いなと思った。
- ドンがトニーの粗暴なしゃべり方を矯正させようとしたり、「名前が発音しづらいから変えろ」みたいなこと言うシーンがあります。(←けっこう「!」ってなる提案。)この提案をトニーは拒否します。この拒否するということがとくに重要だなーと思ってて、片方に合うようにもう片方を矯正することによって付き合っていくのではなく、お互いの違うところや理解できないところもまあいいかみたいな感じで一回受け入れるというか認めるというか、そういうの大事だなと思いました。自分の尊厳を捨ててまで郷に従わなくていいんですよ!演奏させてお客さん呼ぶけどレストラン使わせないよとかいう失礼千万な会場で演奏なんかしてやらなくていいです!デタラメでかわせないくらい許せないこともある!客からクレームの嵐殺到しろ最後のあの会場!
- 上流階級の人が自分の音楽を聴くのは、教養があると思いたいからだっていうドンの言葉がせつない…
- 奥さんも賢くてチャーミングで尊い…
- しかしトニーの家族はなんであんなにいちいち集まるんだろう?と親戚とそんなに付き合いのない私は思ってしまったわけですが、トニーはイタリア人で、アメリカに住んでる白人の中ではマイノリティな側なのではないかなと思いました。イタリア人はこうだっていうのを日常的に言われてるみたいだし。最後の会場での演奏を断った後、ふたりが行った黒人が集まるクラブがありましたが、トニーの家も似た境遇の人が集まって固まるような、そんな安心するけど閉じているような場所なのかもなと思いました。そこにドンがやって来て、みんなで迎え入れることによって、トニーの家族(とくに黒人をめっちゃ罵ってたおじさん達)の中にも変化が生まれて扉が開くかも?と期待が持てる終わり方でした。
- トニーがドンへの差別意識とか決めつけを見直すきっかけになったのがドンのピアノでした。ドンが優れた力を持っていたからこそ見直すことができたわけで、芸術尊い…とも思うのですが、そういう特別な力がなかった多くの人は、理不尽な差別とどう対峙してたのかなあ。
- 差別を見直していったトニーと、差別しっぱなし&それを悪いと思ってもみない人の間にはどういう違いがあったんだろう。「目の当たりにすること」が大きな違いかなあと思ったけど、双方とも目の当たりにはしてるんですよね。じゃあなんだ?性格?地頭の良さ?
前に『差別をする人ってどんな人か』ってことをDaiGoさんが言ってる動画を見て、すごい腑に落ちたので貼っておきます。
これを見てから何かにつけて決めつけが激しい人を見ては「馬鹿丸出しだからやめてー!」と心の中で悲鳴をあげつつ自分も気をつけようと思うのです。
馬鹿って思われたくないもの。ってこの気持ちはドンの演奏を聴いて教養あるぶりたい上流階級の人と重なるのかな?もちろんわたし上流階級じゃないけど\(^^)/
グリーンブックという映画は、概ね好評価らしいのですが、白人を英雄的に描いてるみたいな批判も出てるそうです。何より気になるのは黒人からの評価ですよね。どうなんだろう。
たしかにトニーはヒーロー的だったけど、それはトニーの性格(喧嘩っぱやい)+実際強いからだし、体つきにも説得力あったから、白人だからじゃなくてトニーという人だからだと思ったけどな。
以下自分のための動画メモ。
アカデミー賞作品賞『グリーンブック』のピーター・ファレリー監督が生出演!
『グリーン・ブック』ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ&ピーター・ファレリー監督 SPインタビュー【OH! MY HOLLYWOOD】
映画『グリーンブック』インタビュー映像(ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ)
おやすみなさい。